シュンの日記なページ

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「乞御高評」

 時間外郵便局で受け取ったのはソニー・マガジンズの新刊本。『このミス』投票のぎりぎりになって発行された新刊を「乞御高評」の付箋を挟んで送って下さる。作品名は今回は『文学探偵サーズデイ・ネクスト1 /ジェイン・エアを探せ』。いわゆるファンタジー・アドベンチャーっぽい、シュールな物語。『ハリー・ポッター』以来、イギリスはこうした路線が売れるのだろうか。『このミス』でこうした作品に投票する人がいるのだろうか。
 ソニー・マガジンズは昨年の今ごろも、ヴィレッジ・ブックスの新刊を二三ヶ月に渡って送ってくれていた。その時期にはミステリー色の強いシリーズだったのだ。しかし、その後『Itと呼ばれた子』のシリーズがヒットしたり、ラブロマンスばかり出たりと、せっかくのオットー・ペンズラーのシリーズも全く出ない一年間となってしまい、ノワールやハードボイルド系の読者としては寂しい限り。
 ちなみにぼくは素人読者だし、「乞御高評」と言われても、本に発表するような機会もない。せいぜいアクセスの少ない@niftyの冒険小説&ハードボイルドフォーラムとぼくのサイトで感想をアップするくらいのものだ。送ってくださる出版社の皆様はこういう事情をご存じなのだろうか?