FC東京vsレアル・マドリード
アジア向けの人気キャラとして入ったばかりのベッカムは、やっぱりちゃんとスタメン・フル出場でアジア人気に答えた。三度目の正直とばかりにフリーキックでも答えた。宮沢も三度目があれば決めることができたのかもしれない。
唯一ケリーが切れていた。元スペインリーグにいたのだそうで、レアルのディフェンスをけっこう切り裂き、アピールしていたか。プロであるなあ。
フィーゴとラウルとベッカムでチャンスを作りロナウドが決定機を作り出す。ジダンが怪我していてもいなくても、下手な世界選抜を組むよりもレアルはよりリアルな世界選抜である。
ロナウドのシュートの正確性も凄まじいが、だれの正確性も凄まじい。ワンタッチパスにほれぼれする。ホンモノの技術。世界最高の技術の結集を見ていると、ただただ悔しくなってくる。金のかかった集団である。それでもスペイン・リーグでは弱小チームに山ほど負けている。日本でいう巨人みたいなものだ。そう思うとよけい嫌なチームだと思えてくる。だから世界選抜だと思って見ればいいのだ。そうするとすごく豪華に思えてくる。
酒の肴にちょうどいいチームでもある。レッズは酒の肴にはならないのだ。レッズの場合、ぼくのほうが真剣過ぎるから……。