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U22日本対コスタリカ戦

 ちょっと本題とは関係ないことだけれども、トルシエ監督の日本代表Aチームは選手が揃って二枚目だという意見がある。確かに全体を見渡すとその世代の代表はたいてい二枚目で成り立っているのだ。振り返ってユース世代を見ると、彼らは才能的にも谷間の世代と辛口評価されていたわけだが、今日のスタメンを見てみると二枚目がいないというのもこのチームの特徴だとわかる。絵的に寂しいというか地味でごつごつした印象ばかりが残るのだ。A代表はジーコ監督になってからは名良橋や秋田などアントラーズの教え子たちが戻ってきて「二枚目」や「華麗さ」という部分を少し削りとってしまったかのような一抹の寂しさがあるのだが、それでもやはり黄金の中盤を初め、全体的に今日のコスタリカ戦を闘うU22の代表よりもずっと画面に映えて見える。わが浦和レッズ鈴木啓太あたりが一番見栄えがいい顔だちをしているのではないだろうか。気のせいか彼が画面に映る頻度は、松井や中山や青木たちスタメン組よりもちょっと多いように感じてしまう。
 本来はこのメンバーの中心に山瀬が入るべきだろう。札幌のボランチ今野も捨てがたいけれど、啓太があまるくらいだから難しいか。今日のドイス・ボランチは森崎和と阿部だったわけだが、森崎兄弟はぼくはさほど買わない。顔はちょっといいのだけれど、おとなしめなのだ。技術的にはさほどでもない啓太が途中から出てダイナモのように激しいサッカーをやらかして動きが目立っていたけれども、闘志を前に出すタイプでないと代表ではなかなか生き残れない。今でこそA代表で小野伸二がスタメン起用されるようになったけれど、それもフェイエノールトでレギュラーを勝ち得、そこでの激しい闘志と当たりの強さを獲得してきたからだ。中田も筋力トレーニングを欠かさないから、多少どつかれたくらいでは転がったりしない。
 今日のメンバーを見ているとその強さのようなものが成長過程であるように見える。体が出来上がっているのはJ1でやはりスタメンに出て日頃格闘をきちんとピッチ上でやっている選手。大久保は高校時代からこんなものだったような気もするけれど、彼の強さはいい例だ。でもA代表に比べればまだまだ発展途上。
 これからこの谷間のチームにゲームメイカーの山瀬が戻ってくるだろう。そう考えただけでこのチームの攻撃力のレベルアップが楽しみだ。山瀬がさして得意ではないリプレイス・キックについても今日の阿倍や根本のように蹴り手がちゃんといるから凄い。
 五輪予選壮行試合と言えばいつも駒場でやっていたものだが、今夜は豊田スタジアムとか。A代表でもないし、平日の夜ということもあってか、がらがらのスタンドがちと画面上寂しかった。やはり二枚目の数に関係している、ということもあるのだろうか。