シュンの日記なページ

当別町スウェーデンヒルズ移住者 ブックレビュー 悪性リンパ腫闘病中 当別オジサンバンドOJB&DUOユニットRIOのVocal&Guitarist ツアーコンダクター 写真 スキー 山 田舎暮らし 薪ストーブ

レッズサポート体制

 外は一日雪で、何となく家でのんびり過ごしたい一日。確定申告書類の提出と買い物だけ出かけて、読書とそして衛星放送に時間を費やした。
 そう、浦和レッズに心を向けないといけない。そろそろそういう時期だから。
 今日は、休止していたスカパーのJリーグMAXのパックを再申込みし、先日、日テレG+の申し込みを終えて確保しておいたアジアチャンピオンズリーグの視聴権とともに、北海道からの浦和レッズ・サポート準備をしっかり整える。
 スカチャンではニューイヤーカップとして、指宿合宿中のレッズ・熊本・磐田・清水とのリーグも再々放映してくれており、新メンバーの多いレッズ2015年体制の検証ができるようになっている。
 先日のFUJI XEROX SUPER CUP 2015ではガンバ大阪への弱さを見せつけ、ACLも価値なしの、好調とは言えないスタートを切ったが、まだ定まらないメンバー編成や、意志の統一感が未完成かなと思われる守備陣形など、ある特定の選手にかかる負担が多すぎるように感じられる。
 早く、しっかりしたベースを作ってほしいなと思うが、スタートの結果に焦らず、年間を通してのチーム完成度を是非上げて行ってほしいところである。

三井アウトレットパーク札幌北広島

 今日は、北広島アウトレットへ。
 さいたま市時代は直近のアウトレットでも栃木県佐野市まで高速を使って一時間半くらいかけて行かねばならなかったので、こちらは札幌の南の北広島市とはいえ、無料の自動車専用道路なども使って高速不要の1時間弱くらいの距離なので、助かる。途中、南幌町の牧歌的癒し風景なども楽しみながら。
 ビュッフェでイタリアン、中華の混在したランチを楽しみ、当然ながら食べすぎる。特に、夫婦して、アイス食べ過ぎ。
 ぼくは目当てのツアー用バッグを手に入れる。アートバーグの機能重視のやつ。
 妻は5日から法事上京なのでスプリングコートを。
 北広島アウトレットパークには北海道ロコというアウトレットらしからぬ庶民的な一角がある。まさに北海道一色のスーパーみたいなもの。前回は、鹿肉を買っていったのだが、今回は<行者にんにくの餃子>(舌を噛みそうでしょ)を。普通は自分で自生する餃子にんにく、じゃない、行者にんにく(北海道ではアイヌネギと呼びます)を採って、自宅で餃子を作るのがならわしなのだが、なかなかギョウジャニンニクの自生地を突き止めることのできないぼくは、こうした売場に頼るのである。
 帰宅して、あまりにも摂取しすぎたカロリーを放出しようと、暗くなるまで、氷割りと雪掻き作業に奮闘する。汗だくになったのは、今日の気温が5度まで上がったせいかな。
 お風呂に入って暑くて、呑んだビールの美味しいこと。刺身と鍋と焼き魚(宗八カレイ)の夕食です、はい。

ホームベーカリー


 ホームベーカリーが我家にやってきたので妻がさっそくパンを焼いてくれた。
 言うまでもなく、朝は久々のパン食にした。機械に着いていたセットを利用したのだけど、さすがに美味しいね。これを機会にダッジオーブンでの手作りパンという目標を立てたい。その際は是非クルミのかけらを入れたい。それをちぎって食べながらビールとかワインを庭で食べたい。
 午前中は札幌の職場で仕事を片付けて、午後は役場に行ったり、確定申告の準備を整えたりして、夕方からおもむろに昨日の続きの氷砕き作業に入る。これが一番熱意がこもっていたかな。
 一日中風が吹き荒れ、陽が射したかと思うと湿った雪が横殴りに吹き付ける。お世辞にも好天とは言えない中で、気温だけはプラスのまま夜を迎える三月らしい春めいた一日。
 北海道流の春一番、という日和だったのかもしれない。

『変死体』

変死体(上) (講談社文庫) 変死体(下) (講談社文庫)
 前作で、とりあえずシャンドン・ファミリーという犯罪一族の最後の一人に片をつけ、壮大なスカーペッタ・サーガの第一部が終了した感があったのだが、それを裏付けるように、本書では、このシリーズが、また一人称視点に戻っている。時代や環境は変わったとしても、第一作『検屍官』のあの頃のように、スカーペッタをより強い軸にして物語を回転させるリズムとテンポに戻ったわけである。

 そして驚いたことに、前作で舞台となっていた冬のニューヨークから一転して、ケイ・スカーペッタはマサチューセッツ州ケンブリッジの法医学センターの所長に就任していたらしい。しかも小説の冒頭では彼女はドーヴァー空軍基地で研修中の身となっている。まるで前作までのシリーズを一気に断ち切って、新しい世界からすべてをやりなおしているかのように。

 そこに留守中の法医学センターに運び込まれた変死体と、失踪した副責任者の一報があり、ケイはルーシーとマリーノのヘリでの迎えを受け、ケンブリッジに飛ぶ。上巻が移動するまでの半日だけの描写。下巻が翌朝から一日くらいの時間しか経過していないという、時間密度の大変に高いストーリー展開にも関わらず、スピード感がまったくなく、重厚な時間の濃縮液のような心理描写と事件に関連する人々の説明に費やされる。もちろんただの説明ではなく、懐疑、懸念、不安、強迫観念などなどに絡められたケイ一流の細密に過ぎるくらいの関連付けが長々と行われてゆく。

 ぼくは、このシリーズが『黒蠅』以降、三人称で語られるようになり、猫の目のように視点を移すようになったとき、それはそれで悪くないと思ったことを覚えている。停滞した感のあるシリーズの活性化に繋がると良いかな、と期待感を抱いたものだった。話を巨大にしてしまい過ぎて収束できなくなった作者が、閉塞したストーリーを何とか打開しようとしてやむにやまれず採用した手法であったかもしれないが、それで何とか前作まで漕ぎ着けてきたのは確かである。

 しかしルーシーやマリーノやベントンの視点ですら語られてしまう三人称視点というものに最後までついぞ馴染むことのできなかったのも事実だ。これまでスカーペッタの視点から語られてきた彼らの側からの描写は、ただでさえややこしい人間関係の情念の部分にやたらに踏み込んでしまい、収拾がつかなくなったきらいすら感じられたからだ。ストーリーを淡々と語ることのできるタイプの作家ではないだけに、多視点での疾走感を完全に生かし切れたとは言い難く、むしろブレーキの種類を増やしたように感じられてしまうのが、前作までの欠点であったような気がする。

 いつか読者であるぼくにもブレーキがかかり、最近になってシリーズ読書を再開してみたという経緯もそんな印象を強くしているのかもしれないけれども。しかし、本書に至って、再開して良かったなという確信が戻ったのは嬉しいことだ。

 相変わらず過去のキャラクターを捻り回して事件の重要関係者に仕立てあげてしまうところは変わらないけれども、そのキャラクターをまるでこれまで知らなかった新しい特異な人物のようにして再登場させ、事件や物語を組み立ててゆくアイディアは並みでないし、そこに絡むいくつもの無関係としか思えない殺人事件がどれもこれも、いつもながら狭い世界に関連付けられてそれぞれのピースが巨大な地獄絵のようなパズルを完成させてしまうという、あまりに唐突ながら理詰めの展開には唖然とする。

 それらを今回はしっかりとケイの眼線だけで捉え語らせる、という手法の選択が、本来あるべき場所に戻ったかのような居心地の良さを感じさせた。今後も一人称視点での落ち着いたミステリーのシリーズとしてこのレベルでの謎と捜査手法の面白さを提供してくれるなら、ただでさえ低くないであろう人気の度合いは補償されそうである。少しほっとした、言い換えれば、個人的には大変回帰感に満ちた力作であった。

温度計

 昨日、家の前の氷を砕いておいてよかった。
 夜のうち降り積もった雪が早くも屋根から落ち始める音が、辺りにかまびすしい。
 トナカイの形をした戸外温度計は2度を示している。
 暖かい朝です。

アイス・クラッシュ



 今日から三月。
 道路から雪がなくなってきたのに、我家の前だけ20Cmほど氷が残ってしまっていたので、午後から一気に氷割り開始。ご覧の通り、一掃した感じ。
 ちなみに夕方から粉雪が舞い続け、22時現在、道路は一面また真っ白になってしまった。
 でも、氷ではないので、こまめに雪払いをして順調に春を迎えたいとつくづく思うのです。


 久々に二階の窓から海が見えた。
 というのは、前の畑に雪が高く積もっていてしばらく海の見えない季節を送っていたのだ。畑の雪が解けて、海が三か月ぶりくらいに姿を現した。
 へえ、初めて迎えた冬の、そしてもうすぐ三月なんだなあ、と感じさせる現象である。